• テキストサイズ

Jewelry♢ボックス【気象系BL】

第5章 復活アメジスト【S×M】



なん…だったんだ…ホントに(◎-◎;)。

翔くんを見ると
チューされた頬をまだ押さえたまま
ポカン…としてて。

(≧∇≦*)プッ……吹き出してしまった。

「翔くん…なんて顔してんの…ww」
「…へ?…あ、あぁ……ははっ、アイツら…」
「…嬉しかった?」
「え?」
「大野さんにチューされて♪」
「ばーか…んなわけ……」
「絆…堅いもんね?…アナタ達の…」
「だからっ…ちげー……」
「風はこれからも山についていきますよ~(*^^*)」

「潤っ!…俺は…っ…」

テーブルを叩くように手をついて
翔くんがガタンっと立ち上がった。

その苦しそうに揺れる瞳から…

…目が離せなくて。

「オ、レ…は…っ!」



…ガチャ。

「ごめぇん…忘れ物♪」

スタスタと普通の顔してニノが近づいてきて
テーブルの上のスマホを握った。

「大野さんのお尻…
抓ツネっといたから( ̄∇ ̄*)。
ちゃーんと仲直りしなさいよ~?」

スマホをひらひら振りながら
パタン…と出ていく。




なんとも言えない余韻の中

ゆっくり顔を見合わせると
二人とも( *^艸^)プッ…と吹いて。

場が…和んで。

翔くんは静かに座って
また箸と皿を持った。

しばらく無言で
グツグツ言う鍋をつつきながら

「ねぇ…ホントに水炊き、美味しい?」

沈黙が苦しいから
俺から話しかけた。

「うん、美味いよ…(*^^*)」

湯気の向こうで
優しく微笑む翔くん…

「それに……懐かしい…よな……」

ハッとしたように顔を上げると
翔くんが…すごく穏やかな顔で…

俺のこと、見てた…

…あの頃みたいに。


/ 727ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp