第5章 復活アメジスト【S×M】
現に今も、ほら…
京セラドームの楽屋で
鍋部の活動中だけど
翔くん…落ち着きないったら(@_@;)。
「ねぇ…すき焼きのほうがよかった?」
「…んぇっ?」
「翔くん、あんまり…食べてないみたい…」
「いやっ、美味いよ水炊き!…うん、美味いっ♪
ホントにっ…ポン酢もサイコーだし(≧∇≦)b」
なんかね…
違うんだよね…(。ー`ωー)
大阪といえばすき焼き…
とも思ったんだけど
コンサート前だと
胃が持たれるかなぁ…なんて。
やっぱすき焼きにすりゃよかったかな…
でも
そーゆーことじゃない気もするし…
でもやっぱすき焼きにしてたら
話がもっと弾んだかな…
でもやっぱ
そーゆーことじゃない気もするし…
「あっ!みんな来たっ!きたきたっ(≧∇≦)/
ねぇねぇ!たまにはみんなで鍋つつこうよ~♪」
お喋りしながら入ってきた三人を見た翔くん…
ガタンっと立ち上がって
必死でみんなに手招きしてる。
「ニノっ…去年から鍋部だろっ?こっち来いよ!」
「…ん~……どーしよっかな…」
「ほら!マッスル部の二人もっ(≧∇≦)!
筋肉だけじゃなくて胃袋も喜ばせろよ~♪」
「リーダー…お腹すいてる~?」
「いや~~(^^;…あんまりだな…」
「なんだよぉ~…つれねぇなぁ…
みんな鍋は大好きじゃん…(-ε-*)」
「………」
翔くん…
やっぱさ……
俺と二人でいると
居心地…悪いのかな……
こんなにも切ない気持ち
引きずってるのは…
俺だけ、…ってことか……
なんか……
泣きそう……
「みんなも食いなよ~(*^^*)
昆布ガッツリ効かせてるから美味いよ?」
無けなしの明るいテンションで
無理くり笑顔をつくったら。