第5章 復活アメジスト【S×M】
………何だかさ…羨ましいっていうか……
何て言うか……
にのあい…
幸せそうで…ホントに良かったよな~
見てるこっちも幸せな気持ちになれるよ~
そんな二人が…
そんな二人を見ているからなのかな?
モヤモヤした…?
いや、モヤモヤじゃなくて、
ムラムラ……?
違う違う///(≧▽≦)
俺、やべぇ~やつじゃん///
そうじゃなくって、
つまり俺が言いたいのはさ…
「翔さん」
「んっ?」
不意に、相葉くんとイチャついていたはずのニノが、俺の顔をじっと見ている。
心の中までも見透かされてしまいそうな目で……
「なんか、悩みでもあるの?」
「ふえっ??」
「何それ~?どっから声出してんの?」
ニノはくすくす笑っている。
「いや、だ、だってさ、悩みって!急にさ…」
「俺達に協力できることがあったら、するよ!」
相葉くんまで、意味ありげにニヤニヤしてて…
「何だよ…('_')な、悩みって…そんな…ないけど~…あったかな~…悩みでしょ~?」
動揺し過ぎの俺は、『悩み有ります』って、
肯定してるようなもんで……(;・∀・)
「翔さん、なんかいつもと違うよね~、って…相葉さんと話してたんだよ~」
「俺が?違うって?」
「そ」
……またその目…もう~///(>_<)
なんも疚しいことが無くてもさ、
ニノに、そんな仔犬みたいな上目遣いで見られれば、言わなくてもいいことまで、話してしまいそうになってくるんだよね…
「もしもね、翔さんが望むなら、
俺と相葉くんで、サポートしちゃうよ♪」
そう言ってにっこりするニノの横で、
相葉くんも『うん、うん』って、大きく頷いている。