第5章 復活アメジスト【S×M】
そう言って立ち上がると
「ん」
片手を差し出す。
「へ?」
「だから…ww
へ?じゃねーよ( ̄∇ ̄*)
ほら、皿…よこせ」
あ…皿、ね…
言われるままに皿を渡すと
ドカッと山のように盛られて返された。
「ちゃんと食え!コンサート隊長(^-^)」
そう言って笑う翔くんが
ホントに……
…眩しくて。
胸の中がザワザワっと動いてから
きゅーん♡と…苦しくなって
「翔くん…っ」
思わず呼びかけてしまった。
ん?という表情で
もぐもぐと頬張る翔くん…
俺が作った料理も
こうやって美味そうに食べてくれてたな…
なんて思い出したら
なんだか色々とたまらなくなって
何かがギューっとせり上がってきて
「あ、あのさっ……えっ、と…俺…っ…」
受け取った皿を
テーブルに置いた時
「おぉ~(^^♪鍋部やってますな~♪」
ガチャっ!とドアが開いて
マッスル部の二人が入ってきた。
「あっちぃ~(≧∇≦*)」
「今日もキツかったな~」
一気にガサツく楽屋…
「おーちゃん、やっぱ筋力あるわー」
「相葉ちゃんにはかないませんよ♪」
そんな二人に目をやってから
ゆっくり翔くんに視線を戻すと
もぐもぐを止めていて…もう一回
ん?という表情を見せる。
俺は……
何を言おう…としていた?
慌てて笑顔をつくって
何でもないというふうに首を振った。
「今日の鍋はナニ鍋~(^^)?」
相葉くんの無邪気な質問に
「キムチ鍋は飽きたから
今日は豆乳ゴマ味噌鍋♪」
翔くんが笑顔で答える。
「ゴマ味噌ぉ~?そんなんあんの?」
「なんかね…潤がアレンジしてくれた(*^^*)♪」
食いつく大野さんに
翔くんがやけに嬉しそうに
目を細めていて…
「マジで上手いよ?食ってみ(^^)?」
「なに…後悔させないくらい?」
「潤が作ったんだよ?後悔なんかさせるかww」
チラッと俺のこと見てから
照れくさそうに笑って
ガタガタと大野さんのために
椅子を引いてやってる翔くん……
やべ…
もう……
胸のキュンキュンが…
爆発しそう(〃ノωノ)♡♡