第1章 魅惑のルビー【S×O】
ここは、『The.雄』になった智くんに、
天まで連れてってもらっちゃおうかな~❤
……んっ?
………あれっ??
いくら待っても、彼は動き出さない。
そっと後ろを振り返ると、
眉毛を4時40分の形にして、
智くんは俺を見ていた。
「んん??どうしたの?」
身体を起こして、ベッドに正座した彼を見ると…
脚の付け根に、あり得ない存在感で『さとくん』が…
「智くん??」
「……翔くん…俺…」
俺が覗き込むと、顔を真っ赤に染めて俯いた。
「俺、なんか変なこと、しちゃった??」
素朴な疑問をぶつけてみると、
智くんはブンブンと首を振った。
「じゃ、俺のお尻…なんか変だった?」
今度もブンブン…
んん~っ…なんだろ?
困った俺は、彼の身体をそっと抱き寄せた。
そしたら、かっちかちの『さとくん』が俺のに当たった。
さてどうしようかと考える俺に耳に、
彼の小さな声が届けられた。
「…抱いて…」
えっ??今何て??
慌ててその顔を覗き込むと、智くんは今度は耳まで真っ赤にして、両手で顔を覆った。
「智くん…やっぱ、俺のバージン、いらな…」
「違う!!そうじゃなくって…その…
翔くんのことは欲しいけど…イレたいけど…
それよりもっと、俺…
イレて欲しく…なっちゃったんだもん…」
ドッッッカァ―――――ンっ//////
↑火山が噴火したらしい(-.-)
もう~(≧▽≦)
何?この可愛らしい生き物は!?
今の一言で、6割に留まっいた『しょおくん』は、
一気に100…いや、120%になった。
こりゃ、いくっきゃ、ないでしょ??
まあね、イレて欲しい気も合ったけどさ。
今日は彼のお望みを叶えてあげましょう!
楽しみは、後にとっといて…❤
「ふふふ、智くん…か~わい❤」
俺は、滾る彼をぎゅっと握って、
開いた方の手で、後ろをするっと撫でた。