第4章 琥珀色の恋【A×N】
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せっかくみんながプレゼントしてくれた
豪華なスイートルームだけど…
窓からの夜景とか
ゴージャスな造りとか
リッチであろうバスルームとか
そういうものを堪能することなく
俺らはベッドの上にいた。
生まれたままの姿で…
翔さんの計らいで
こっそりと部屋に入り込めた俺ら…
ホントはもっと…
ムードのある会話とか
ちょっとしたアルコールとか
はさむことも出来たんだろうけど。
恋心が芽生えてから
一年経って…
気持ちが通い合ってから
1ヶ月待って…
ソノ日が決まってから
1週間くらい待ったんだ…
もうこれ以上待てないっ(>ω<〃)!
…というのがホントのところ。
荷物をリビングのソファーに放り投げると
手を繋いで寝室のドアを開けた。
早く素肌を重ねたくて…
激しく唇を合わせながら
互いの服を脱がせ合って。
でも…いかんせん
コッチに関してはド素人…
しかも俺は…入れられる身(@_@。
何度も気持ちのシミュレーションを
繰り返してきたけど
その不安がゼロになることはなく…
勢いで動けたのは
裸になるとこまでで。
だだっ広いベッドの真ん中に
ペタンと座ったまま
俺は…
相葉さんの胸に飛び込めずにいた。