第4章 琥珀色の恋【A×N】
「だってさ…俺…おれ…」
あ、言ってるうちに顔が熱くなってきた(≧▽≦)
でも、大事なことだし…
素直な気持ちだし…言っちゃおっかな…
「俺…ニノを…ニノのこと…抱きたいし」
「バッ//////」
至近距離だったから、今度は蹴りじゃなくて、
俺の頬をギューツと引っ張った。
「痛たたたっ///止めてよ~」
「だって、あいばかが、ヤラシイこと言うから」
俺を睨むニノの目の奥に、微かな欲情の色が見え隠れしている。
ホントはさ…
今すぐにでも、どうこうしたいよ~?
でもね…
今夜は、気持ちが通じ合っただけで、
……あ、チュウもしたけど…
しかも、すげぇ~濃厚なヤツ♡♡
「ニヤニヤしてんなよ~」
ニノのそんな言葉も、俺を煽るスパイスでしかない。
「今すぐ…欲しいよ?ホントは…ニノのこと…」
「だっ///ダメに決まってんだろ?
だって、その…俺、どうやるのか…いまいち…」
「じゃあさ、二人で研究する??
エッチな動画で…BLって検索すれば…」
「もおおおお///いきなりそんなこと言われても、心の準備が出来ないよ!
相葉さんはいいよ~?入れることには変わりないんだから!俺は、入れられるんだよ~?
今までと、全然違うじゃん!真逆じゃん!!」
…今までとか言われると、
なんだか少し寂しい(´・ω・`)
「じゃあ、ニノが俺に入れる~?」
「…あんたはいいのかよ?そんなこと、簡単に」
「俺はどっちでもいいよ?
ニノと愛し合えれば、少しくらい痛いことも我慢できるもん!!」
……そう、ドヤ顔で言った俺を、
ニノはじっと見つめていたけど、
「別に、俺だって、どっちでもいい…しさ…」
と、ぼそぼそ言った。
そんなニノが可愛くって堪らない俺は、
またぎゅ~ぎゅ~力任せに抱き締めて、
鳩尾にグーパンチを貰って、もんどりうった。
ホントに……夢なら覚めないでって。
心の中で何度も願っていた。