第4章 琥珀色の恋【A×N】
【MASAKI】
相方が調子悪いんだもん!!
こんな時こそ、俺の出番じゃね?
美味しいもの作って、早くよくなって欲しい。
温まるもの食べて、
ほっこり幸せな気持ちになって欲しい…
よ~し!!やるぞ~!!
買い物袋を抱えた俺を、
ニノはドアを開けて招き入れてくれた。
「サンキュ♪ニノはベッドで寝ててもいいよ~。
出来たら起こしてあげるから!
あ、それともお風呂に入っちゃう?汗流すとスッキリするよ、きっと♡」
「じゃ、そうする…」
上目遣いで俺を見ていたニノは、
やっぱりちょっと赤い顔してて。
熱はないって言ってたけど、もしかしたらこれから出るのかもしれないな?
あ~!!
氷も買ってくればよかった!
俺のバカバカッ///気が利かないんだから!
まあ、ホントに高熱出たら、
近くのコンビニに買いに行けばいいか。
俺は買って来たものをシンクに並べて、
早速鍋を作り始めた。
白菜、水菜、人参に長ネギ…
豆腐に油揚げ、エノキに豚肉…
よしこれでよし!!っと。
まあさ、今日は『ゴマ豆乳鍋つゆ』
っていう、最強に見方がいてくれるからね♪
失敗することも無いだろうし…
本当は、『包丁王子』の腕前を、ニノに披露したかったんだけど、ニノって刺身、嫌いじゃん?
イイ感じで鍋がグツグツしてきた頃、
ニノが風呂から出て来た。
「温まった~?」
「…おう…ビール飲んでもいい?」
「もちろん!ってか、ここニノん家だし…」
冷蔵庫を開けて、かがみこんだ、その時///
伸びてダルダルのロンTの襟元から、
ニノの胸元がバッチリ見えた。
あ、いや、え?やばっ///
………俺、何考えてんだよ…( ̄▽ ̄)
不意に見えてしまったニノの胸…
一瞬にして目に焼き付いてしまったのは、
その先にあった…可愛い粒……
なんでこんなにドキドキしてんだよ!!!
俺!!(;一_一)
これじゃ、変態じゃん///