第4章 琥珀色の恋【A×N】
【KAZUNARI】
なんで…
こんなことになったんだろ…
相葉さんがスーパーで買い物をしている間
車の助手席に深く沈み込んで
全く熱のない頭で一生懸命考えた。
ここのところずっと
自分の頭の中でモヤモヤしていること…
それが昨日と今日で
ググッとピークを迎え
なんだか…
とんでもない結論を導き出しそうで
それに動揺したら
ダンスがぐちゃぐちゃ(;^_^A
潤くんには怒られるし
相葉さんにはマークされるし
………(。ー`ωー)………
相葉さんにマーク……
ホントに、それ。
なんで追っかけてくんのよ…
ただでさえ
色々とくっつきすぎなのにさ?
そのウザいくらいの優しさが
最近妙なホッコリを連れてきて
こんなに…
無駄にドキドキしちゃうのにさ?
ホントは…
ホントは
マークされて…嬉しいのに、さ?
…………………
マークされて…嬉しい………?
他の三人にマークされたって
う、嬉しい……よな?
………(。ー`ωー)………
相葉さん、だから?
相葉さんだから
マークされて…嬉しいのか?…俺……
「お待たせ~♪」
どんな顔して待ってりゃいいのか…
相葉さんが戻ってきた時
俺は狸寝入りを決め込んだ。
「あれ…寝ちゃったのか…」
運転席に乗り込んでから
ガサガサと袋を後部座席に置いてる。
「やっぱ調子、わりぃんじゃん…」
そう呟く声が聞こえたあと
フワリと相葉さんの体が
覆いかぶさってきたような気がして。
あ…また……
すぐ近くで漂う汗と香水の匂い…
胸がドキリと跳ねたかと思ったら
ガクン!とシートが倒された。
…えぇっ!?…なにっ!?
と焦ったら
すぐにブランケットみたいなのがかけられて
あぁ…寝かせてくれたのか……
ビビった…
ビビりまくった……(◎-◎;)
…って………俺は。
いま何を……妄想した?