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Jewelry♢ボックス【気象系BL】

第4章 琥珀色の恋【A×N】



「何か飯でも買ってこうか?」
「飯~?って…?」
「ニノんちで一緒に食べようよ!コンビニとか…
あ、何なら、材料買ってって、作って食べる~?」

車は、駐車場を出て大きな通りに出た。

「いいってば…マンションまで送ってくれれば?
家にあるものなんか食べるし…」

「じゃ、俺もそれ一緒に食べるよ!何があるの~?」
「何って… …」

何にもないくせに(^^;

ほっとけば食べないな、これは…

俺は、ハンドルをコンビニじゃなくて、
食材を買うために、スーパーへ向けて切った。

「どこ行くの?」
「鍋の材料買うからさ!」
「……」

イイとも、イケないとも言わず、
ニノは黙って外を見ている。


そんな彼の横顔を見て、俺の胸はまた小さく波打つ。

その理由が……
何となく見えてきそうで…

俺はアクスルを踏んだ。

「スピード違反で捕まったなんて、しゃれになんないんだからね~、気を付けてよ。」

相変わらず窓の外を見ながら、ニノはそう言った。

「分ってるって!大事な姫を乗せてるんだから~」
「何言ってんだよ…」

ニノは薄く笑った。

んで俺は…
自分で言っといて、少し赤面する…
何言ってんだよ?
ホントに!俺ってば…(*´▽`*)


スーパーでは、二人でいると目立つから、
ニノを車に待たせて一人で買い物に出た。

キムチ鍋がいいけど、ニノのお腹の事を考えて、
今日は豆乳鍋にしてみた。

あれこれと材料を吟味しながらかごに入れていく…

その作業は何だか楽しくて、
鼻歌を歌いそうになって、慌てて止めた。


ニノの事言えないな~…
俺も結構な情緒不安定、かも…(-_-メ)


締めは…パスタでカルボナーラ♪
生クリームも買って♪っと(^^)


ニノ喜んでくれるかな~♪
俺、いい奥さんになれそう♡


………(。-`ω-)

自分で思ったことにびっくりした俺は、
買い物袋をぶら下げて、
鼻息も荒く、大股で車まで歩いた。


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