第1章 魅惑のルビー【S×O】
「あぁ…もう、智くんっ❤」
イったばっかでふわふわしてる俺の体を
翔くんがギュッと抱きしめてくる。
「可愛いしエロいし…っ
もう…俺のこと、どーしたいんだよぉ♪」
どーしたい、って…いうか……
どっちかっつーと
早く…突っ込んでほしい…かな( ̄∇ ̄*)♡
でもまだ少し荒い息の下で
そこまで言うのもな、って思って
黙って翔くんにムギュってされてたら。
「智くん…♡」
体を少し離して
期待を込めたような
ウルウルした瞳で翔くんが俺を見る。
「…にゃ?」
まだ脱力したままの甘い余韻の残る全身を
必死に翔くんに集中させると…
くふふ♡…と可愛らしく
睫毛をパタパタさせて
「俺のことも…気持ちよくしてほしーな♪」
そう言ったあと
瞳の奥の劣情を隠そうともしないで
「この…可愛いお口で♡」
俺の唇を親指で拭うように撫でながら
ニマリ…と笑ったんだ。
キタ━(゜∀゜)ー━!!
久しぶりに
キタ━(゜∀゜)━ー!!
うぅぅ……正直に言おう。
俺は…フェラが苦手だ…(>ω<〃)
何度やっても慣れないし
上手くできないし
そのうち悲しくなってきて
「ごめん」って謝って勘弁してもらって…
だから…いつの頃からか
してもらうことはあっても
↑つか、だいたい毎回( ̄▽ ̄;)♡
俺がしてあげることはなくなっていった。
ところが、だ。
実は翔くんは
俺のその下手くそなフェラが大好きで。
ごく稀に『して欲しい』と
迫ってくることがある。
「で、でも…俺っ…」
ちょっと尻込みしながら
ワタワタして言うと
「いんだよ~~♪その不慣れな感じが
たまんないんだからさっ…//∇//)❤」
もう嬉しくてたまらないという感じで
いそいそと体を起こして立ち上がるから
自分は2度も昇天してるだけに
イヤだと突っぱねることもできず(>ω<〃)
気怠い身体をなんとか起き上がらせて
ワクワクしながら
直立している翔くんの前に
ペタンとお尻をつけて座り
不安いっぱいの視線で
翔くんのことを見上げた。