第4章 琥珀色の恋【A×N】
【KAZUNARI】
別にね…いーのよ?
抱きついてもらっても(。ー`ωー)。
それがアナタという人なんだし
大きすぎるリアクションも
どんだけでも見てきてるし…
『ニノに褒められて、嬉しくって~、つい…』
なーんていうセリフも
歯がスコスコ浮いちゃいそうだけど
まぁ…理解できる範囲内…
……でも。
おでこに手…は
さすがに恥ずいわっ(〃>ω<)/
『顔が赤いよ?』
って…赤くもなるわっ(〃>ω<)/
あんなに全力で抱きしめられたらっ…
相葉さんの汗と
微かな香水の匂いに包まれて
ムギュってされたんだぞ…っ?
な、なんか…っ
嬉しいんだか恥ずかしいんだか…
とにかく
気持ちがブワッてなって
心配する相葉さんの手を
パシッと叩ハタいちゃったじゃん…(>ω<〃)
って………
…………………
確か…
昨日もこんなような感じだった…
今までだったら
別にどってことないようなことにも
ワタワタしたり
ドキドキしたり…
なんか…
やりすごせない、
今までみたいに。
少し前なら?
落ちこぼれ組が連絡とり合って
練習することになっても
「お疲れさんなことで♪」って
茶化して終われたと思うし
抱き合ったり
おでこに触れたりしても
仲のいい嵐のメンバー同士の
いつものわちゃわちゃ♪
…ってな感じで
気にも留めなかったと思う。
な、に……俺……
なんなのよ…?
なんでこんなに
モヤモヤすんの?
背中向けてゲームしつつ
『やるよ』の合図を気にするフリして
チラ…と相葉さんをチェック。
…うわ。
翔さんと…
何やら密談中…?
……っ……
い、いーじゃん…別にね?
フツーの風景だし。
何も…気にすることなんか……
だーーーーっ!もうっっ(>ω<〃)!
なんだっつーのよ、俺っ!
もしかして…もしかすると…
俺、相葉さんを…
必要以上に
意識しちゃってる……(◎-◎;)?