第4章 琥珀色の恋【A×N】
唐突にポン!と肩を叩かれて
「わあぁぁっっ!」
飛び上がるほど驚いた。
「あ、ごめん…そんなにぃ?」
振り返ると
翔さんが驚いた顔をしてて。
それからクスリ…と笑って
「いや…なんで入んないのかな~…って…」
気がつくと
そこは俺達の楽屋の真ん前で。
俺はドアの前で固まって
考え事をしてしまっていたらしい…
「あ、あぁ…は、入る…入ろう…入って…?」
なんでかドギマギしながら
楽屋のドアを開ける。
「昨日、ニノも来ると思ってたのに」
「…え?…あっ、なに…っ?」
落ち着いたフリしてカバン置きながら
い、いきなり…核心つきすぎっ…
すっとぼけながらも
ドギマギがバクバクへと変わる。
「相葉くんと一緒だったでしょ?昨日…」
「あ~~!はいはい…うん、まぁね…」
「なに、ダンスのことで喧嘩でもした?」
「相葉さんがそう言ったの?」
「いやいや…当然二人で来ると思ったから」
当然二人で…//∇//)←なんか嬉しい♪
いや、俺も…
当然二人になれると思ってたんだけどね…?
はぁ…と小さなため息をついて。
「落ちこぼれ二人をからかうのは
悪趣味かな~と思っただけ( ̄∇ ̄*)」
「なにそれ、ひでぇ…(≧∇≦*)」
適当に誤魔化しながら。
「で?…なんとかなりそうなの?」
「まぁ…揃えられる程度には仕上がったかな」
「じゃ、これのあと…俺らの前でテストな?」
「んぇっ…マジかぁ…(>ω<〃)」
「たのしみだなぁ~(≧∇≦)」
俺自身の気持ちも自分でなんとか
誤魔化そうとしているように思えて…
敢えて大きな声で笑っといた。