第3章 ブルートパーズの束縛【O×N】
【SHO】
……意識が、夢と現実の間を漂うような…
ふわふわした不思議な気持ち…
こんな気持ちよくイッたの…初めてかも…
射精の余韻で、俺の意思に関係なく、
ピクピクと跳ねる身体を、
ニノが抱き締めた。
その肌の温かさと心地よさに…
「ああぁ、ニノ…」
俺も思わずその背中に手を回して、
隙間なく抱き合った。
「翔ちゃん…可愛い…」
また、自然と吸い寄せられるように、
唇が重なる……
っと!!
それより一瞬早く、
智くんがニノの腕を引いて俺から引き離した。
「あん…何すんだよ~!」
抗議の目で智くんを見上げたニノに、
「いつまで翔ちゃんとイチャイチャしてんだ!!」
珍しく眉を吊り上げた智くん…
俺は、ヤバいかな?って思ったのに、
ニノは慣れてるのか、舌をペロリと出して俺を見た。
智くんと来たら、
「相葉くん、翔ちゃんのケツ、もう行けそうか?」
ケツ…って…ヾ(≧▽≦)ノ
もう~///酷いよ、智くん…
ぐすっ…恥ずかしくて、泣きそう…
ニノの身体を俺の近くにしたの、自分じゃんか!
「智!!翔ちゃんに当たらないで!
ほら~、俺だって、もう十分行けそうだよ~!ケツ♡
相葉さん!翔ちゃん、抱いてあげて♪」
「あ、う、うん…」
雅紀が、俺の腰に手を回し抱き起してぎゅうって、強く抱き締めてくれた。
それだけで俺…涙が零れちゃって…
「雅紀……好きだよ…」
「俺も!!俺も大好き、翔ちゃん!!」
「……俺の、初めて、貰ってね❤」
「しょおちゃん!!!!」
感激やの雅紀は、目を潤ませて俺を見つめた。
「翔ちゃん…いいの?」
「…今更…」
俺が笑うと、雅紀は四角い小袋を取り出した。
いよいよだ…って、そう思ったら、
俺の喉が、ゴクリと鳴った。
「ああっ…智…いきなり、激しい~」
見れば、智くんは、もう、ニノの脚を大きく広げて、
その間に腰を押し付けていた。
そんな素早い智くん、見たことないよ~///