第3章 ブルートパーズの束縛【O×N】
【KAZUNARI】
……待ってろって言うから、
俺は、ベッドの上に取り残された。
あの人、半裸で出てったし、
俺がこんなところに居れば、もう待ちきれなくって
フライングで始めてました!
そう言ってるようなもんじゃん(;・∀・)
そんな余裕のない感じってさ、
やっぱ、恥ずかしいじゃん?
俺は慌てて身なりを整えて、
少しだけ反応を始めた『にのちゃん』は
Tシャツで隠して部屋を出た。
「お疲れ~」
平静を装ってリビングに入っていくと、
相葉さんと潤くんが来ていた。
今日は二人一緒に仕事で、
翔くんはピンでCMの仕事だから、後から来るらしい。
「リーダー、ヤル気満々なの~?」
潤くんは、大野さんの裸の上半身を見て
ニヤニヤ笑った。
ほら見ろ~(-_-;)
何だか俺まで恥かしいよ///
「さてと…じゃあ、相葉くんもお風呂借りちゃう?」
「えっ??俺も?いや、俺は~」
「だって、二人の見てたら、そういう気分になっちゃうかもしれないよ~♪」
嬉しそうに言う松潤と、言葉に詰まる相葉さん。
あのさ、
もう、そうかも?っていう顔してるから!
「あ~、翔ちゃん来るまで、ビールでも飲んでる?」
大野さんの提案で、俺たちは、不思議な緊張感の漂う中、それぞれがプルタグを引いた。
………… ……
誰か…なんか喋れやっ///
気拙いじゃん(-_-;)
「あのさ、何で松潤、その~、いろいろよく分かってたの?」
「いろいろって?」
「あ~、だから、大野さんとニノが深い関係で、俺と翔ちゃんが、まだ、だとか…」
言ってるうちに、相葉さんはだんだん赤くなった。
「それ、俺も知りたかった!」
大野さんも、興味津々だ。
「あのさ。俺たち何年一緒にいると思ってんの?
言わなくたって、見てれば分かるの!」
へぇ~…流石松潤!!
そんな漏れ出ちゃってるなんて、気を付けなきゃ…
ピンポーン🎵
「あっ❤翔ちゃん来た(*^^*)」
玄関にすっ飛んで迎えに出る相葉さん。
……ホントだ。
分かり易いわ…(´-ω-`)