第3章 ブルートパーズの束縛【O×N】
俺たちが入って行くと、
3人は固まった。
松潤は、ソファーにどっかり腰を下ろし、
「さあ、続きやってぇ〜、俺の事は気にしなくていいから♪」
って…
…………顔を見合わせる3人……
そら、話せる訳ないよね。すると、
「いいこと考えたんだけどさ♪
慣れてるらしい大宮のエッチを、まだそこまでいかない櫻葉が見学すればどう~?」
……… ……
増々固まる3人と…俺…
最早息をするのも忘れてるから、
もうじき死んじゃうレベル(+o+)
そんな俺たち4人に、
楽しそうに声を上げて笑う松潤。
「俺が気付いてないとでも思ってたの~?」
(バカみたいに、何度も首を縦に振る4人)
「もう、じれったくて見てらんないよ~♪
特に、君たち❤」
翔ちゃんと相葉さんを交互に指差した松潤。
「大宮~、面倒見てやってよ♪
あ、翔くん、5人の夜のスケジュールで、空いてる日は~?直近でいつかな?」
「あ、え、え~っと、明後日22時から、なら…」
パチンッと指を鳴らし、松潤は嬉しそうに、
「そこで決まりね!場所は、大野さんち🎵
大宮SK!!」
「「はい!!」」
「俺その後、斗真たちとの飲みに合流するから、シャワーして直ぐにできるように準備しといてね~」
準備って…(´-ω-`)
「じゃ、決まり!」
松潤が手をひとつ叩くと、
俺たちはおのおの準備を始めた。
…………(ー_ー)!!なんだ、これ??
話をまとめると、
大野さん家で、俺が、大野さんに突っ込まれるのを、
他の3人に見せる、ってこと…?だよな~…
マジかよ(;一_一)
そんなこと勝手に決めるけど…
俺の気持ちはどうなんだよ!?
そこ、一番重要じゃね??
……そんなことさ…出来る訳……
………( ̄▽ ̄)
ま……いっか…
減るもんじゃ、ね~しな。
並んでメイクをしてもらってる大野さんを、
鏡越しに見ると、
大野さんは、何か企んでいるような、
悪い顔して俺を見てた。
俺は、何の感情も映さない目で、
見つめ返してやった。