第3章 ブルートパーズの束縛【O×N】
【SATOSHI】
無事に解禁日を迎えて←無事だったの?ww
久々にイチャコラして満たされた日の翌日。
翔ちゃんとの雑誌撮影があるニノは
午後2時を過ぎてから出ていった。
今日の俺は夕方からスタジオで
振り付けの確認を2時間ほど。
…のつもりが
なんだか身体がよく動いてくれて
気がつけば日はとっぷりと暮れ
もう8時近い時間になっていた。
やっぱ、アレだな…
ニノとのセックスは気持ちも身体も
若返らせてくれんだな…(〃ノωノ)♡
それとも…
ニノの精液には超高級ユンケルみたいな
未知のウルトラパワーの素が
入ってるとか~( ̄∇ ̄*)ムフフ
大量にかいた汗をタオルで拭いて
ドリンクを喉に流し込んで。
放ったらかしにしてたスマホを見てみると
ニノからいくつもLINEが入ってて
なんと着信も3~4回きてた。
ニノが俺に連絡をとろうとして
これほど必死な痕跡を残すのは
本当に珍しいことで。
…どーしたんだ?
LINEには内容は書いてなくて
連絡とりたいとだけ…
ちょっと心配になった俺は
すぐさまニノに電話してみた。
そしたら今度はアイツが出ない…
「あるあるだよな~…」
一人つぶやきながら
LINEを送っておいた。
最新の着信から
2時間もたっちゃってるけど。
『振り付けに夢中で気づかなくてごめん』
『仕上がったから今夜フラゲで教えちゃる』
『今から帰りまーす』
『どっちの家にいる?』
ちょうどそこまで打ったとき
マネージャーが声をかけてきた。
「シャワーして帰りますよね?」
「んぁー……いいや、帰ってから浴びる」
「でも…汗、ハンパないですよ?」
「え…そか?」
「片付けしておくので…入ってきて下さい!」
画面に目をやったけど
既読はついておらず…
マネージャーが
軽くモップをかけ始めたから
そうすることにした。
その方がホントは
帰ってからも楽だしな(*^^)v
走り出した車の中で
もう一度スマホを見たら
既読はついていた。
なんなんだよ、アイツは…
状況くらい知らせろっつーの…っ
「大野さんちでいいですか?」
って聞いてこねーし
とりあえず黙っとけば俺んち着くだろ。