第1章 魅惑のルビー【S×O】
「分かってるくせに!意地悪してないでさ!
さっさと触ってよね~?」
ドヤ顔で、上から…
こんななのに?
……
そこがまた、堪らないんだよ///可愛くって❤
ほんとに、食べちゃうからね!!
「はいはい🎵」
笑いながら、俺は透明な雫で濡れそぼった先を、
パクリと咥え込んで、カリの部分を歯でなぞった。
「ああんっ///いきなり、そんな///」
ちょっと先だけしゃぶってから、彼の顔を覗き込んで、
「じゃ、今からいきま~す!って言えばいいの~?」
「……言わなくっても、いいし…」
拗ねて、タコみたいに尖った唇に、
俺は速攻で吸い付いた。
すると直ぐに誘う様に開かれた隙間…
遠慮なくそこに舌を潜り込ませると、
待ってましたとばかりに智くんの甘い舌が絡みついてきた。
『あまっ~い//////』
井戸田さんがいたら、きっとそう叫ぶだろう(^^)
↑実際いたら驚くなんてもんじゃない…
クチュクチという卑猥な音と、
智くんの可愛らしい矯声が部屋を満たしていく…
その隙にも、濡れ濡れの先っちょを、手のひらでクルクルと撫でたり、指先で刺激したりした…
智くんがどんなのが好きかなんて、
俺、悪いけど誰よりも詳しいからね♪
「…んふっ…あぁ…そこぉ…もっとぉ~…」
「…愛してる…智くん…」
俺の言葉に、目を開けてじっと見つめた彼は、
綺麗な睫毛を何度もパチパチしてから、
「もう一回…」
と言った。
……分かってるけどね?ここは敢えてさ…お約束でしょ?
「何が?」
「もう一回言って❤…さっきの」
「さっきの、って?」
「聞きたいの!…言ってよ!」
「ふふ…2回目からは有料で~す(^^)」
「翔くん!」
「ははは…うそうそ…
何度だって言うよ?…智くん、愛してる❤」
「俺も❤」
「俺も~??」
「…翔くんだけ、愛してる…❤」
あ~///
ファンの皆さん、ごめんなさい…
こんな可愛い智くん、独り占めして。
俺は、細い背中を、ぎゅっと抱き寄せた。