第3章 ブルートパーズの束縛【O×N】
【KAZUNARI】
「ニノ~?飲みに行かね~?」
帰り際、相葉さんが声を掛けて来た。
「いや…今日は止めとくよ…」
俺はちらっと大野さんを見た。
でも、大野さんは俺たちに背中を向けて荷物を片付けていたから、どんな顔していたのか分からない。
でも、絶対に聞こえてるはず…(-ω-)/
「なんで~?行こうよ!渡部さんに美味しいハンバーグのお店、教えてもらったんだ~」
………一瞬、
ハンバーグと戦う大野智を想像した。
一撃必殺!
あっという間に、ハンバーグが負けて、
Game Overになったけど(:_;)
「ホントに今日はダメなんだ…また誘ってよ~」
「そう~?じゃ、また今度ね🎵
…翔ちゃ~ん、今夜さ~…」
なんだよ〜、
翔ちゃんでもいいんじゃんか(・へ・)
んっ???
視線を感じて、顔を上げると、
大野さんが少しだけ笑って俺を見てた。
……こっ、怖え~ってば///
覚悟しとけってさ…
何してくれるんだよ?あの人…
……(。-`ω-)……気を付けなきゃ…
俺は、マネに一度マンションに送ってもらった。
「じゃ、二宮さん、
明日は1時に迎えに来ます」
「オッケ~…あ、やっぱ明日は自分の車で行くよ」
「え?何か用事でもあるんですか~?」
「ちょっとね…じゃ、お疲れ~」
「お疲れ様です」
はあ~…(*´з`)
今夜は大野さんが離してくれないだろうから、
明日はそっから仕事かな?
俺は部屋に戻って、シャワーを浴びた。
当然、この後に大野さんにいいようにされるだろうことを想定して、隅々まで綺麗に洗い上げた。
手のひらを滑らせ、あちこち丁寧に洗って…
……彼のねちっこい攻めを思い出し、
俺はほんの少しだけ身体の芯が疼いた。
……全くさ…(´-ω-`)
いつの間にか、俺を飼いならしてるのは、
大野さん…
あんたの方だよ。
分かってるだろ?
そんなこと…
それでも、あの人は、俺を……
「はあぁ~(*´з`)」
TシャツとGパンを履いて、俺は部屋を出た。