第15章 翌日の朝
朝、窓からの日差しを明るく感じ目が覚めると、シンデレラの魔法が解けたように一気に現実に引き戻された。
まず、化粧したまま寝たからヨレヨレだ。髪の毛もボッサボサ!
しかも下着やドレス、靴やネックレス、床に散乱している。
眠たい目を擦りながら、浴室に向かった。
お隣のお方はまだグッスリお休みしている。どうぞゆっくり寝てて下さい。まだ早い。気配を消しながらゆっくりと布団から出た。
バスローブとバスタオルを持って素ッ裸で浴室に向かった。
シャワーのお湯を出し、
クレンジングでゴシゴシ洗って流しているが、どうやって帰ろうか悩んでいた。
(今日はスッピンで帰らないといけないのかー…うわー…恐怖。)
身体を洗っている最中、内腿に滴る精液を感じ、思わずドキッとした。
目を閉じ、昨夜の行為をつい思い出し、頬が赤くなってしまう。
激しくあんなに乱れてしまうなんて、恥ずかしい…
カカシと顔を合わせるのがちょっと恥ずかしい………
ゴムをつけるなんて、絶対イヤだった。彼に触れられる所全てを直に感じたかった。
出来てもいい。
全てをありのまま受け入れる。