第14章 交わり
部屋のドアを閉めた瞬間から
私には余裕が全くなかった。
「カカシ………好き、…大好き………もぅ…我慢出来なぃ…!」
息を熱く漏らし、腕を首に回して唇を奪うようにカカシを求めていた。
息遣いの荒さから、多分、カカシも凄く興奮していたと思う。
「………………」
まるで媚薬を盛られたかのように、激しく口付けをしながら抱きあい、首筋を舐めて身体を触られていた。
カカシに後ろを向かされ、一瞬でドレスのファスナーを下ろしてくれて、瞬く間に私は下着だけになった。
ずっとイクのを焦らされたような感覚を感じ、とにかく早く交わりたかった。愛を貪るように彼を求めていた。
カカシは強引に服を脱ぎ捨て、
お互い、半裸状態で乱れた格好になっていたが、まったく気にしていなかった。
ただ、今はお互いを激しく求め、目が合えば少し笑みを浮かべ、合図のようにベッドへ向かった。