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【NARUTO】スケアさんとの恋

第11章 S級任務の帰り道



ガイの顔を見れば、
穏やかに笑みを浮かべている。


「な?アイツは、お前にだけは、いつも弱いからな。何でも頼み事は引き受けてきただろう?」


カカシと私のやり取りを思い出しながら、ガイは言っているのだろう。

私を見て、堪えきれず
笑っているのだから。

「あー、そっかー…の頼み事なら…分からないかも。
にだけは、カカシはいっつも勝てないからね。」

紅が、先ほどとは真逆の言葉を投げかけてきた。

「いや、私よりカカシの方が強いから。」

「力の強さの話じゃないってば。…わかってるくせに。」


紅の言葉に、つい、
カーーっと赤くなってしまった。


「確かにな。そう考えたら可能性は0パーセントじゃないな。」

アスマも納得していた。


カカシは私の頼み事を断ったことはない。

助けて欲しいと思った時、
いつも助けてくれていた。

嫌な顔をしていても
文句を言っていても
最後にはいつも、手伝ってくれていた。

何だかんだ言いながらも、
最後には…やってくれていた。


私は甘えていた。


見守ってくれていた。
側にいてくれていた。
私をいつも気にしてくれていた。



カカシが私の頼み事を
断ったのは、
あれ以外一度もない。


そう思い出せば、
胸が熱くなっていた。



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