第10章 もう一度
「今日、夜、出発して、三日間のS級任務に行くんです。ガイや、紅、アスマが同じだから、大丈夫だと思うので、そこは心配はしないで下さい。」
スケアさんとみたスパイ大作戦の映画を思い浮かべていた。
「夕方ぐらいに帰る予定なんですが、阿吽の門で、カカシに待ってて欲しいんです。
その時、私をデートに誘って欲しいって伝えてくれませんか?」
「…っ?!」
スケアさんが少し驚いている
ように感じた。
「口布を付けず、額当てもいらない。
そして、満面の笑みで、愛を言って欲しいんです。
まるで、スパイ大作戦のラブシーンのように、目立つように情熱的に。」
カカシは絶対に承諾しない。
無茶な要求をしている。
十分理解している。
それでも、多分…私は…
「そうすれば、わたしは
簡単に あなたに 落ちる
そう、お伝えください。」