第2章 潜入ミッション開始!
夜中、辺りが寝静まってから、私達は再度集まり、
お目当ての場所へ向かった。
目的地より少し離れた所で一旦作戦の為に、止まった。
チラッとスケアさんを横目で見れば、任務服に着替えている。
スクープの為だろう。ヤル気満々だ。
「さん、今日任務だったんですよね?お疲れのところすみません、付き合っていただいて…。」
スケアさんが、突然、
私に心配そうな顔を向けた。
途端に、私の顔は、ゆでダコのように真っ赤になっていく。
スケアさんのお顔が間近にあり、心臓の音を騒がしく感じてしまう。
「そんな!いえいえ…大丈夫ですよ?私も彼の素顔が少し気になるので。」
(私を心配してくれている…なんて優しいの、スケアさんって。)
ナルト、サスケ君、サクラは
少し前で、あたりを見渡し、何処から潜入しようか話し合っている。
「サクラちゃん、何かあったらオレが守ってやるってばよ!」
ナルトの頼り甲斐がある言葉に
男らしさを感じるが、
サクラは鬱陶しそうに嫌な顔をしている。
「ナルトなんかに守ってもらわなくて結構!あ、サスケ君…私少し恐いの…。何かあったらサスケ君、お願いね!」
眩い瞳でサクラは
サスケ君を見つめウットリしている。これが恋だ。ナルト…諦めろ。
が、サスケ君は全く興味が無い。
超難関、潜入ミッションを年密に練っているようだ。
その姿にサクラは少しガッカリしている。サスケ君はギラっと私に目を向けた。
「、スケア…
準備は出来たか?置いていくぞ。」
その声の合図と同時に、
気配を消しながら
二人は三人についていく形になり、一気に目的地に走っていった。
サスケ君の素晴らしいリーダーシップを肌で感じ、
ついに潜入ミッションが始まった。