第7章 居酒屋で偶然に…
10分ぐらい経ち、
若い店員さんに声をかけられ、店内へ案内された。
すると突然後ろから馴染みある声が聞こえた。
「あーー!じゃない!こっちこっち!」
(はい、アウトー…)
ゆっくり振り返れば
まだ7時半なのにすっかり出来上がった酔っ払いが数名いる。
アスマ、紅、ガイ、アンコの
毎度お馴染み酒飲みメンバーだ。
(カカシは、いないのか…)
紅は、ご丁寧に横に寄って
座れるスペースまで、空けてくれている。
「あ、みんな偶然だねー!
じゃあ、またねー。」
ガシッ
「はーい、犯人確保ー!」
ギャハハハっと笑われながら
アンコに、しっかり腕を掴まれ、無理矢理に座らせられた。
スケアさんを見れば同じく
ガッシリとアスマに
捕まっている。
(ああ、スケアさんすみません!!)