第3章 ミッション失敗の翌日
「スケアさん、字が綺麗ですね。素晴らしいですね。私は字が汚いので、羨ましい。」
「え?そうかな、ありがとう。
さんの字も、女性らしい綺麗な文字だよ。」
「今日は始末書なんで丁寧に書いてますが、いつももっと適当です。だからこの前もカカシに怒られました。丁寧に書けって…あはは。」
カカシは字を書くのがとても綺麗だ。
その部分がとても羨ましい。
カカシの書いた字を思い出しながら、スケアさんの文字を見た。
「スケアさんの文字… カカシに似てますね。そっくり…」
思わず、文字をジーっと見ていると、
スケアさんが恥ずかしいのか、
手で少し文字を隠した。
「え"っ⁈そ、そうかな?偶然だねー。早く書いて、お昼御飯食べに行こうよ。何か奢りますよ。」
スケアさんのスマイルに
ふにゃりと頬が緩んだ。
(悩殺ビームきました。)
「いいですね!スケアさん、素敵な提案ですね!頑張ります!」
そのデート(⁈)のお誘いに胸が高まり、一気にやる気が湧いて、文字を書くペースを上げた。
しかしやはり論文並みの量が
のしかかり、終わったのは1時を過ぎていた。