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BLEACH〜透明な華〜

第7章 arrival




『後は、任せてもいい?浮竹』

「ああ、大丈夫だ」

『ルキア、必ず…助けに来るからね』

緊張の糸が切れたのかルキアは倒れていた

ルキアは十三番隊三席の小椿仙太郎が運んでいた


きっと、浮竹はルキアを助けるために動く筈だ


そしてその日の夜の事だった

『…冬獅郎?ギン?』

急に二人の霊圧が上がる

私は霊圧の元へ向かう

近付くにつれ、気温が下がってきた

冬獅郎ね…

冬獅郎の持つ氷輪丸は氷雪系最強の斬魄刀、天候さえも支配できてしまう

霊圧の近くに行けば行くほど寒くなる

そして、見えてくるのは水と氷の竜だった

冬獅郎がギンの左腕を凍らせていた

「終わりだ、市丸」

ギンが冬獅郎を睨む

「射殺せ、神鎗」

ギンの斬魄刀が冬獅郎めがけて伸びる

それを間一髪でかわす冬獅郎

「…ええの?避けて、死ぬであの子。」

「…雛…」

『咲き誇れ、神無月』

私は神鎗を受け止めた

『霊圧を感じてきてみれば…何考えてるわけ…
これ以上、戦いを続けるなら、私が相手になるけどどうする?』

「水無月さんが相手なら…勝ち目ないわ」

「くそ…」

『何が、くそよ…乱菊、そこにいるわよね』

「いるわ」

『雛森副隊長を四番隊へ、冬獅郎、ギン今日はもう隊舎に戻りなさい』

二人共納得がいかない顔をしていた

『聞いてる?早く戻りなさい』

「わかりました」

ギンは先に隊舎に戻って行った

「蝶…」

『理由は…大体わかるわ。雛森副隊長は大丈夫よ、四番隊が必ず助けてくれるわ』

「ああ…」

『冬獅郎、私はあなたを信じてる』

「!」

私が自分の隊舎に戻ろうと歩いている時だった

ヒラ…

地獄蝶が手にとまった

《御報告申し上げます。極囚、朽木ルキアの処刑の日程について最終変更がありました。最終的な刑の執行は…現在より29時間後です。
これは最終決定です。以降、日程の変更はありません。以上》

『え…?』

…これは、まずいわね…

確か夜一は今は…秘密の遊び場ね

私は夜一と一護が修行している場所へ向かった




『夜一!』

「蝶か?どうした」

『刑の執行が…早まったわ。

後29時間でルキアの刑は執行される』


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