第5章 encounter
次の日、学校に行くと何故か一護が居なかった
『一護休みかな…』
「お前らー、席に着けー!転校生を紹介する!
入ってこーい」
越智先生に呼ばれ、入ってきたのはルキアちゃんだった
「はじめまして!私、朽木ルキアと申します。よろしくお願い致します。」
…お嬢様キャラ目指してるのかな?
ルキアちゃんの席は一護の隣、私の隣の隣だ
「はじめまして、よろしくお願いします」
『よろしくね、朽木さん』
彼女は私の事を知らない
昨日も会ってないからね
にしても、何でルキアちゃんを学校に…?
考えながら授業を受けていると、いつの間にか二限目が終わっていた
「今日、休みかもしんないよ。一護」
そう言ったのは小島水色くん
浅野啓吾くんの友人?だ
ちなみに浅野啓吾くんはうるさい人
「小島くん」
そう言ったのは井上織姫ちゃん。この子可愛いけど天然というか…まぁ可愛いからよし
「どういうこと?そういや小島いつも一護と一緒に来てるよね」
そう聞いたのは有沢たつきちゃん
空手がめっちゃ強い。そしてサバサバしてる。私の好み
「うん、今朝も寄ったんだけど、家にでっかい穴が空いててさ、なんか夜中にトラックに突っ込まれたって言ってた」
「トラックぅ!?じゃあ何?あいつケガしたの!?それとも…死ん…」
「でねえよ。うちの連中は全員無キズだ。残念だったな」
たつきにツッコんだのは一護だった
「黒崎くん!お…ッおおおおはよう!」
「お…?おうっ。今日も幸せそうだな、井上」
『おはよ、一護。災難だったみたいね』
「おはよ、まーな」
「家の修理手伝ってたの?」
小島くんがそう聞いた
「まあな、三限は?」
「現国」
「越智サンか、まーあの人ならゴチャゴチャ聞いてこねーだろ」
一護が着席した時だった
「貴様……あなたが黒崎くん?」
今…貴様って聞こえたような…
「よろしく!」
そう言ったのはルキアちゃん
「あ、彼女今日から来た転入生の朽木さん、こんなハンパな時期だけど家庭の事情で急遽引っ越してきたらしくて…」
「て…ッてめぇなんで…」
「?どうしたの?」
「黒崎くん、私まだ教科書とかないの。貴さ……あなたのを一緒に見せてもらってもいいかしら?」
そう言って差し出された手の平には"さわいだら殺す。"と書いてあった