第5章 encounter
まずは…玉ねぎをみじん切りにする
にんじんはすりおろすか。ジン太にんじん嫌いだし
で、ひき肉は先に軽く炒めておく…
適当にキーマカレーを作っていく
あ、サラダも作るか
喜助と私用のレタスのサラダを作り、喜助の方にはハバネロドレッシングをかけておく
カレーが甘く思えるかもな…
そんなことを考えながらカレーを作り終え、夕飯を食べる
ジン太とウルルは美味しいカレーが出てきたことに驚いていた
「かっ…かっ…からっ…」
水を飲みまくり汗をかきまくる喜助
『どうしたの?喜助、サラダ美味しいわよ?』
ニコニコしながら私はサラダを食べる
私のサラダは普通のドレッシングだ
コップの水を飲み干し、私に文句を言う
「な、何入れてんスか!!これ、ハバネロかなんかでしょ?!」
『うん。』
「口が痛い…」
『喜助なら大丈夫かなって』
そんな私と喜助の様子を見て、ジン太とウルルは私を怒らせないことを決めたそうだ
別に怒ってないのに…ただの悪戯だし
それから時は過ぎ、今日は入学式らしい
制服を着て、用意をして…
学校に向かった
学校なんて…初めてだなぁ
しかも高校からって…
《蝶さんなら、大丈夫っスよ。頭良いですし》
って言われたけど不安だわ。
学校に着くと、桜が舞っていた
『綺麗…』
さ、クラスの表見に行かなきゃ
えっと…あった
1-3か、教室どこだ…
「チャ…チャドと黒崎だー!!!?」
叫び声のした方に行くと、オレンジの髪の男子生徒と大柄の男子生徒が何故かヤンキーを倒していた
『喧嘩かな?』
ま、いっか。教室行こ
私は教室に向かい、席に着く
しばらくすると、さっき喧嘩をしてた二人と普通そうな男子生徒二人が入ってきた
同じクラスか…
ガタッ
隣に誰か座った
教室を見渡すフリをしながら横を見る
オレンジの髪の子が横の席らしい
担任の先生か出席を取り始めた
「黒崎一護」
横の子、黒崎一護っていうのね
かっこいい名前
なんて思ってると、私の名前が呼ばれた
「春原蝶」
『はい』
「よーっし、全員揃ってるな。初めまして、私はこのクラスの担任の越智美諭だ!よろしくなお前ら!」
女の先生なのに…なんとも勇ましい…