第17章 amusement…?
次の日…
『…ん……朝?』
窓から陽が差し込んでいた
昨日神無月と対話してからすぐに寝たんだったっけ…
コンコンコン
ドアをノックする音
「蝶起きてるか?」
冬獅郎の声
……待て、今起きたばっか……
ふと時計を見る
『寝坊じゃん…!!!』
今日の集合は9:00
今は8:45…
やばい!
『冬獅郎、ちょっと待って!!』
私は慌てて洗顔、歯磨きを済ませる
化粧を済ませ、服も着替える
『お待たせ…!!』
「…フッ…蝶でも寝坊することあるんだな」
冬獅郎が後ろを向いて笑っていた
『待たせてごめんって…』
「髪の毛、とかしてねぇだろ」
『!!忘れてた…っ!!』
恥ずかしすぎる…
私は慌てて部屋に戻り、髪の毛をとかした
『本っ当にごめん』
冬獅郎と集合場所に向かいながら謝る
「気にしてねぇよ」
『…その、尸魂界に戻っても誰にも言わないでね…?』
恥ずかしすぎて死ねる
「…どうすっかな」
そう言った冬獅郎はニヤリと笑っていた
『え…?』
「冗談だよ、そんな世界が終わった顔すんな。
言いふらしても別に得もなんもねぇだろ。」
『ありがとう冬獅郎!!
今度めっっちゃ美味しい甘納豆差し入れするわ』
「おう」
会話が終わると同時に集合場所に着く
今何時かって?
ぴったり9:00ですが??
私は準備を10分で終え、冬獅郎と全力で瞬歩を使い集合場所まで来たので何とかギリギリ間に合った
「おーす!」
虎杖君が手を振っていた
その横には伏黒君と釘崎さんもいた
私たちは虎杖君たちに近付く
『あれ、今日は五条いないの?』
「五条先生は午後から合流予定だ。」
伏黒君が答えてくれた
『そうなのね。
で、訓練って何するの?』
「基礎体力つけんのと…実戦と…」
『よし、ならみんなで鬼ごっこしましょうか。』
「「「は?」」」
3人が驚いた顔でこちらを見ていた
『体力作りにもなるし、実戦にもなるかなって。
私が鬼で、冬獅郎は審判。虎杖君達は術を使ってもいいから逃げてね。
それで、私にタッチされたらお終い。
あ、私は武器は使わずに…そうね、捕まえるための術だけ使うわね。
どう?やる?』
「「「やる」」」
『いい返事ね。じゃあ…30秒後にスタートで。』