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BLEACH〜透明な華〜

第15章 break




蝶side

「持って二ヶ月っスか…」

『ええ。例えば、卍解や虚化…主に霊力を大量に消費するような能力を使えば減るのは早いわ。』

「なるほどな…」

「で、蝶サン的にはどうしたいんですか?」

喜助がニヤニヤしながら私に聞いてきた

『…わかってるんでしょう?私は…ルキアがした事と同じ事をしようと思ってる。』

「…おぬしが罪に問われるとしてもか」

夜一が深刻な顔で私を見てくる

『ええ、一護にはそれだけの恩があるわ。
それに…一護にとって霊力は必要不可欠になってる…と思うんだけど…』

「それは同感です。ですが…それを黒崎サンが本当に望むかどうか…っスよね」

『そうね。だから…待とうかなって。まだ休暇も残ってるし、現世で…待ちたいなって…』

「そうじゃの…」

「わかりました。なら、アタシはその霊力を溜め込む媒体を作ればいいっスね」

『!お願いしてもいいかしら』

「もちろんスよ。黒崎サンに恩があるのはアタシとて同じなんスから。」

『ありがとう、喜助』

それで話を終わろうとした時だった


「で、おぬしまだ何か隠しとるじゃろ」

『…え?』

夜一がそう尋ねてきた

「…何に悩んどる。」

『…何も、悩んでないわよ…』

「ほう?ならば何故おぬしの隊舎からこのような書類が出てくる?」

夜一が取り出してきたのは死神達の実力、斬魄刀の能力が書かれた書類だった

嘘、上手く隠したと思ってたのに…

『…よく、見つけたわね』

「儂にとっては朝飯前じゃ。で…儂らには言えんことか」

『言いたいんだけどね…でも……』

「心配をかけることを危惧しておるのか。それとも、なにか機密に関わることか」

『どっちもよ。…だから…』

「蝶サン、この部屋は…特殊な結界が張られてます。
誰一人としてアタシ達の話は聞こえないハズだ」

『…っ……絶対に…一護達には…ううん、皆には…黙ってて。』

「おう」

「はいっス」

『私ね…二年後くらい…いや、それより少し前かな…それくらいに……霊王になるの…』

「「!?」」

『神無月の能力で未来視をして…何パターンも未来を見てきた…でも……どの未来でも…私は霊王になってた…』




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