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BLEACH〜透明な華〜

第12章 invasion



『え…』

藍染の言葉に耳を疑った

「ギン、要、用意を」

藍染がそう言うとギンと東仙が準備に取り掛かる

この部屋にいるのは私と藍染だけとなった

『何をするつもり…』

「もう知っているだろうが…王鍵を創成する。その創成方法は…君もよく知っている筈だ」

私が王鍵を持っていることは…知らない…?

『…空座町を滅すと…』

「そうだ。」

藍染が返事をした時だった

急に目の前が明るくなる

『空…座町…』

目の前に写ったのは空座町の映像

「笑いなさい。君は笑って私の横に立っているだけでいい。
それだけで…護廷十三隊の面々は絶望する」

ギンと東仙が戻って来た

「要、天挺空羅を」

「はい。縛道の七十七 天挺空羅」

「聞こえるかい?侵入者諸君。」

藍染が虚圏へ来ている面々に天挺空羅を使う

「ここまで十刃を陥落させた君達に、敬意を表し先んじて伝えよう。
これより我々は、現世へと侵攻を開始する。

井上織姫は…解放しよう。彼女は最早、用済みだ。
それに…今は私の元に新しい仲間がいる。

彼女の力は素晴らしい。何せこの私に傷を負わせたのだから。」

一護達の霊圧が揺れた

藍染の言葉の意味がわかったのだろう

「尸魂界の戦力は半減したと言っていい。我々は空座町を滅し去り、王鍵を創成し…尸魂界を攻め落とす。

君達は全てが終わった後でゆっくりとお相手しよう。」

東仙が天挺空羅を切る

そして目の前のものは映像ではなく…黒腔だったようだ

藍染が一歩踏み出すとそこは現世だった




「…フム…どうやら………間に合ったようじゃの。」





元柳斎の声が聞こえた


「間に合った?一体、何を以てその言葉を口にしている?
そこにあるのが空座町でない事は解っている。だが、それは何の妨げにもなりはしないよ。スターク、バラガン、ハリベル、来るんだ。」

藍染が破面を呼ぶ

所々に黒腔が開き破面が現れた

「空座町が尸魂界に在るのなら、君達を殲滅し、尸魂界で王鍵を創る。それだけのことだ。

それまで、虚夜宮は君に預けるよ、ウルキオラ。」

藍染のその言葉と同時にギンと東仙が黒腔から現世へと向かう

私もその後に続いた

「ああそうだ、まだ紹介していなかったね。

彼女は…新しく仲間になった水無月蝶だ。
君にこれを返そう」


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