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BLEACH〜透明な華〜

第11章 abduction




『咲き誇れ…!!神無月!!』

私の目を塞いだ能力を破る

『っ…!!』

目の前にあるのは切っ先

「能力を破ったところで、君の負けは確定している」

『東仙…!!』

「君がここで投降するのなら…井上織姫は逃がしても構わない」

『!!…私が…投降すればですって…?
すでにグリムジョーが織姫を追ってるのに?』

私が能力を破った時、既にグリムジョーはいなかった

織姫を追っているのだろう

「止めさせることは容易い。だが、君が早く投降しなければ…彼女は死ぬかもしれないがな」

『……っ…ごめん…みんな…

…わかったわ…。投降…するわ』

私はそう言って神無月を地面に置く

ごめんなさい…神無月

東仙が神無月を持つ

そして私はそのまま東仙に連れられ藍染の元へ通された

「ようやくこれで、落ち着いて話が出来そうだ」

そう言って藍染はニヤリと笑う

『…織姫を現世へ戻して』

「それは君のこれからの態度次第だ」

『私が投降すれば織姫を解放するという条件のはずよ』

「いいだろう。ただし、彼女がグリムジョーから逃れられればの話だがな」

『…藍染…!!』

「君が大人しく投降してくれて…私は嬉しく思うよ」

『誰が…っ!!』

「わかるかい?君の発する言葉一つで仲間が死ぬ。立場を弁えた方がいい。」

藍染の後ろに浮かぶ映像

みんな傷ついてる…戦って…ボロボロになって…

『っ…!!』

「ああそうだ、君は私に敬語など使わなくても構わないよ。
それに、十刃よりも上の地位にいてもらおうと思っているんだ」

『は…?』

「君が投降してくれた以上…護廷十三隊の者達に見せびらかしたいからね。
お気に入りのおもちゃは自慢したいものだろう?」

本当に…狂ってる…

「ギン、彼女に服を。仲間となった証だ…着替えるといい」

そう言ってギンから渡されたのは真っ白なワンピースだった

…何もかも…わかってたってことかしら

ギンに案内された部屋でワンピースに着替える

驚いたことにサイズがピッタリだった

「…ほな行こか…」

ギンが私を再び藍染の元へ連れて行く

「ああ、とても似合っているよ。」

『……』

「斬魄刀はまだ預かっておこう。さて、隊長が4人もこちらに出向いてくれた。そろそろ現世へ侵攻しようか」



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