第2章 return
私は隊舎に戻った
『藍染惣右介くんねぇ…』
まぁいいや。眠いし寝よ。
次の日
私は挨拶をほとんど終えた
次は十二番隊か。
『こーんにちはー』
門を開けて出てきたのはこの間の猿柿ひよ里ちゃんだった
『この間の…』
「こ、この前はすみませんでした!!」
ガバッと頭を下げる猿柿ひよ里ちゃん
『いや、気にしないで。いきなり現れてびっくりしたでしょう?』
「びっくり…しました。」
『だよね、ごめんね。
よかったら今度お茶でもしない?』
パアッと猿柿ひよ里ちゃんの顔が輝いた
「ぜひ!!」
『可愛いなぁ…ねぇ、ひよ里って呼んでもいい?』
「だ、大丈夫です!」
『あ、私のことも蝶でいいよ。敬語もいらない』
「ほ、ほんまに…?」
『うん!ぜひそうして欲しいな?』
「わ、わかった。蝶姐さん、でもいい?」
まだ少し顔が赤いひよ里
『可愛いっっ!いいよ。好きに呼んで』
「そういえば、蝶姐さん、今日は何の用?」
『あ、浦原喜助連れてきてくれない?挨拶したくて』
「ちょっと待っててな」
ひよ里がダッシュで浦原喜助を呼びに行ってくれた
《おい喜助!!お前にお客さんや!!はよ出んか!》
という声が聞こえたけど聞こえなかったことにしとこう。
「いや〜お待たせしました」
『あなたはマイペースね』
「それほどでもないっス」
『褒めてないわよ?』
「あはは…」
少し無言が続く
『……私を連れ戻しに来た日、あの日が何の日か知っててきたの?』
「…一応、ボクなりに調べてからあなたを連れ戻しに行きました。
あの日があなたにとってどういう日であったかもわかっていて、連れ戻しに行きました」
『そう…。
まあ、いいわ。とりあえず、これからよろしく。何かあったら頼るわね。
技術開発局局長さん。勝手に喜助って呼ぶけど許してね。
私のことも蝶でいいから。』
「はいっス。蝶サン、これからよろしくお願いします♪」
私は次に十三番隊に向かったのだが、隊長が寝込んでいた為、挨拶は諦めた