第9章 reunion
私と冬獅郎がそんな話をしている中、どうやら恋次と乱菊はどうやってぬいぐるみであるコンが動いているのかを突き止めたらしい
ぬいぐるみにソウルキャンディーが入ってるだけなんだけど…
一護が乱菊と恋次に声をかける
だが、二人はコンの話でもちきりだ
「…何だよ?」
ようやく恋次が返事をした
「オマエら、いつ帰んだよ?」
一護が聞く
「何言ってんだ、帰んねえよ。破面共との戦いが終わるまでは現世に居るぜ」
「居るぜ…って、寝るとことかどうすんだよ?言っとくけど、ウチにはこんな人数泊めるスペース無えかんな!」
一護がそう言うと声をあげる者が約一名
「えー!!!あたしもダメ?」
そう言ったのは乱菊だった
「う…ええ!?いや、フツーに考えたらあんたが一番ダメだろ!!つーか、なんで自分はオッケーだと思ってんのかがわかんねーよ!!」
「………」
乱菊が無言で制服のボタンをひとつ外す
「うおおおッ!?な…何してんだコラ!!
ちくしょう…ッ!!そんな誘惑には屈しねえ…ッ!!断じて屈しねえ男だぜ俺は!!」
一護はそう言って目を抑えるが隙間があいている
『「だったら、指のスキマ閉じたらどう?/だ。」』
それから、私たちは解散することになり一護の家の前で少しだけ話していた
「…まあ、とりあえず…あたしは織姫んとこ泊めてもらうわ!!」
ああ、織姫の事だから断れないんだろうなぁ
そんなことを思っていた
「隊長も来ます?」
乱菊が冬獅郎に聞いていた
「行くかボケ!」
「…俺らも行くぜ」
一角がそう言うから思わず織姫の家に止まる気かと思った
「アテがあんのか?」
一護がそう聞いた
「あるわけねえだろ。気遣いは無用だ。元よりてめえの世話になる気は無え。てめえの寝床ぐらいてめえで探すさ」
そう言って一角と弓親は歩いて行った
『…木刀隠さないと捕まるのに…』
ま、もう遅いか!
「さて、俺も行くか」
恋次がそう言った
「どこへだ?」
「…とりあえず浦原さんて人のとこに行ってみる」
『……ウチ?』
「へ?」
『あ、いや、浦原さん…て。浦原商店でしょ?』
「そうだが…」
『ならウチじゃない。』
「嘘だろ?!」