第1章 相変わらずな俺ら
「あっ…、んんっ…やぁ……セン…セ…」
途切れ途切れの甘い声
歯止めを利かなくさせる、喘ぐ表情
普段は、面倒で生意気なガキのクセに
汗ばんだキメ細やかな肌も、
紅潮した白い身体も
素直に欲しがる潤んだ瞳も
すべてが愛しくて
余裕ある素振りを見せるのが、実は必死
「おねっ…がい…
センセ……ちょう、だ…いっ」
ぎゅうっと、
首に巻き付いた腕が、俺の身体を引き寄せる
半開きの唇に合わさり、
何度も角度を変えて絡み合う
辿々しかったキスも、
いつの間にか、きちんと応えられるようになって……
初々しさも残る中、
見え隠れする色気にゾクリとする
「まだ…もうちょっと我慢…な…」
ニヤリと笑って、
わざと繋がりを浅くして、
擦り付けてくる腰を、
焦らすように押さえ付ける
「も…ぉっ、や…っ
センセッ」
泣き声に交じる鳴き声が、
まじでたまんない
「カズッ…」
怒涛した塊を、
グイッと奥まで捩じ込んで
知り尽くした、イイトコロを突き捲る
「あぁっ、センセッ……」
喘ぎ過ぎて掠れる声にも
脳は甘く痺れて、腰を速めた
くたりと小さく丸まる姿は
猫みたいだって、いつも思う
「はぁー…
キモチヨカッタね…センセ」
「満足頂けて何より(笑)」
アイシアウ行為も
じゃれあって遊んだみたいに、感想を言うのなんて
やっぱガキだなって可愛く思う
けどさ……?
いい加減、どうなのって思ってる
言い出すタイミングを逃したから、今更とも思う
お前は、
気にしないのかね