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【M×N】インターホンはお静かに

第1章 相変わらずな俺ら


Question





ーセンセと生徒ー




Q「年下の恋人の考えてることがわかりません」









"何食べたい?"って聞けば


考える間もなく、


"なんでも"って言う。




"どっか行こうか"と誘えば、


"メンドクサイ"と断る。




"来いよ"と言えば


振り返りもせず、


"イヤです"と言う。




"好きだ"と言えば


顔色も変えず、


"知ってる"と言う。




"キスしていいか?"って聞けば、


"なんなの"と誤魔化す。




"愛してる"って囁けば


思いきり疑いの眼差しを向ける。


"「……」"


無言て!"うん"くらい言えよ。


せめて頷け








だけど……


何も言わず、抱き締めたら


耳まで真っ赤で……




"抱きたい"って、耳を舐めたら


ギュッとシャツを手繰り寄せる。






「……」






飴と鞭?

計算か天然か?








身体中にキスの雨


消えかけた痕に、唇を重ね



丁寧に愛撫しながら、


ちゃんと気持ちいいようにって、逸る気持ちを必死に抑える。






「ね?……センセ?」

「ん?」





重ねた身体を、少し浮かして顔を覗くと


瞳を潤ませ頬をピンクに染める。








「好きだよ。

センセは?」



って…



「知ってるんじゃなかったっけ?」


「……」





あ~…メンドクサイね、コイツは(笑)






「好きだよ。
愛してる」






天の邪鬼で我儘で


だけど……まぁ




惚れてしまったら負けだ。





結局、すべてが



愛おしい。







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