第14章 【月島蛍】雨はいつかあがるという事[R18]★
誰もいないリビングを抜け、階段を登り、僕の部屋まで来ると、さんは僕をベッドに押し倒してキスをした。
ちゅっ、、、ちゅ、、ちゅっ、、、
いやらしいリップ音の向こうには、BGMみたいに窓に打ち付ける激しい雨音と雷が鳴っていて、無性に僕らの欲を駆り立てる。
とは言え、僕は彼女に馬乗りになられているだけなんだけど、、、。
「本当、綺麗な目、、、もっと睨まれていたい、、、」
「意味分かんない。」
濡れたブラウスのボタンを外し、キャミソールも脱ぎ捨てる。すると、すごく大人な下着が現れ、僕はそれを見て、あ、初めて見るヤツだ。と思う。
何が言いたいかって、僕らは頻繁にこんな事をこっそりとしているという事だ。
「蛍、ココかたい、、、」
そう言うと、さんは下着を押し上げる僕の局部の上にわざと跨り、アソコを擦り付けるように腰を揺らした。
「変態。」
「早く、、、お願い、、、我慢できない、、、」
「じゃあ下も脱ぎなよ。」
そう促すと、彼女は僕を跨いだままその場に立ち上がり、張り付くストッキングを脱ぎ捨て、ピッタリとした仕事用のタイトスカートを降ろす。
「ココ、どうなってるの?」
「ぐちょぐちょ、、、」
下着の上から秘部をなぞると、すでにねっとりと愛液が漏れ出し頼りない生地を濡らしていた。
さっきまで僕を組み敷いていたさんは、ピクリと身体を震わせ、トロリととろけた視線を僕に投げかけながら、何も言わずに僕のシャツのボタンを外していく。
「ちょっと。勝手な事しないでくれる?」
「お願い、、、シて、、いつもみたいに、めちゃくちゃに、、、、」
「そんなこと、兄ちゃんに頼んでよ。」
「蛍じゃなきゃ、、、気持ち良くなれないから、、、」
罪悪感はいつもある。
だけどさんにそう強請られると、自然と口角が上がってしまうんだ。この人を心の底まで満足させられるのは自分だけなんだという優越感が、僕を満たしていく。
「いつまで馬乗りになってるつもり?早く横になって準備したら?」
「うん、、、」