第8章 【烏養】恋は罪ですか?_ss [R18]★
愛はどんな障害をも乗り越えると言ったのは、どこの誰なのか。
そんな先人のありがたい言葉にどこかで胡座をかきながら、俺はとの関係を止められずにいた。
彼女は自分が面倒を見ているバレー部のマネージャーである前に、女子高生であり未成年だ。
(こんなん親が知ったら泣くだろうな。)
世間に知れたら淫行コーチとして取りざたされ、今後平穏な生活など約束されないだろうと。そのくらいはさすがに想像がつく。
それでも俺たちは、お互いに止めようとは言わなかった。それは、必ず終わりが来る関係だと分かっていたからに他ならない。
どうせ終わってしまうなら
常識のない大人のフリをして、
いっそ底まで溺れてしまえーーー。
「何回シたら足るんだよ。」
「気を失うまで、、、」
「そんなんだったらホテルの方が良くねぇか?」
「それはダメ。私は体育館にいる烏養さんが好き。」
「体育館限定かよ。」
「他の場所に行ってる余裕なんてないもん。それに、体育館ならいつでも来れる。烏養さんを感じられる場所が近くに欲しいの、私。」
すでに二回射精して、白濁とした液体は彼女の青白く光る肌から溢れ、つるりとした床を汚していた。
「、今日おかしくないか?」
「なんで?」
「いつも一回すれば十分そうだろ。まぁ、俺は嬉しいけどな?」
「烏養さんの肩越しに見える星が、綺麗だからかな。」
ふと見上げれば、二階のギャラリー部分を一周するガラス窓から星が良く見える。
「そういや今日は七夕か。」