• テキストサイズ

《HQ》真夏の条件 〜夢短編集・夏〜

第8章 【烏養】恋は罪ですか?_ss [R18]★




愛はどんな障害をも乗り越えると言ったのは、どこの誰なのか。

そんな先人のありがたい言葉にどこかで胡座をかきながら、俺はとの関係を止められずにいた。

彼女は自分が面倒を見ているバレー部のマネージャーである前に、女子高生であり未成年だ。

(こんなん親が知ったら泣くだろうな。)

世間に知れたら淫行コーチとして取りざたされ、今後平穏な生活など約束されないだろうと。そのくらいはさすがに想像がつく。

それでも俺たちは、お互いに止めようとは言わなかった。それは、必ず終わりが来る関係だと分かっていたからに他ならない。


どうせ終わってしまうなら

常識のない大人のフリをして、
いっそ底まで溺れてしまえーーー。




「何回シたら足るんだよ。」

「気を失うまで、、、」

「そんなんだったらホテルの方が良くねぇか?」

「それはダメ。私は体育館にいる烏養さんが好き。」

「体育館限定かよ。」

「他の場所に行ってる余裕なんてないもん。それに、体育館ならいつでも来れる。烏養さんを感じられる場所が近くに欲しいの、私。」


すでに二回射精して、白濁とした液体は彼女の青白く光る肌から溢れ、つるりとした床を汚していた。


「、今日おかしくないか?」

「なんで?」

「いつも一回すれば十分そうだろ。まぁ、俺は嬉しいけどな?」

「烏養さんの肩越しに見える星が、綺麗だからかな。」


ふと見上げれば、二階のギャラリー部分を一周するガラス窓から星が良く見える。


「そういや今日は七夕か。」


/ 283ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp