第30章 【孤爪】幼馴染の先。[R18]
「っ!!!けんまっ⁈」
「男のおれをさ、一人暮らしの部屋に泊めるってことは、覚悟できてるんでしょ?」
とさりと降ろされたのは先程研磨が座っていたベッド。
私をベッドに降ろした後、研磨は濡れた髪をかきあげながら私の上に覆いかぶさった。
「"好き"って認めるまで…このまま続けるね。」
びっくりと驚きで結び目が解けた唇に、再び唇が降って来る。
優しく合わさる柔らかいもの。
いっかい、またいっかい。
触れては離れ、また触れる。
優しいキスに安心しきっていた。
「けん…ま」
「油断しすぎだって。」
ねろり、と唇に這う舌。
は、と気がついた時には遅く、それは中へと侵入していく。
「っやっ……」
「嫌なら…舌噛んで。」
そんなこと……できるわけ…ない。
抵抗をやめ口を開けば研磨の舌が私の口の中で動き始めた。
「け…まぁ…」
ちゅ、くちゅと粘膜が触れ合う音がする。
あつくて、あつくて
触れ合ったところが
溶けてしまいそう。