第29章 【及川】弟みたい、が男になった日[R18]
「っぁ!…ん」
「なによそ見してるの?考える暇なんて、あげないよ。」
きゅっと乳首をつままれると、体がビクッとはねた。
乳首に触れられたのは一度だけで、それ以降は胸を優しくもむだけで、
触ってはくれない。
徹め…どこでじらし何て覚えたんだか。
「いいたいこと、あるんじゃない?」
「ない、よ?」
「ふぅん。」
素直に‘触って’と言わせたいらしい徹は、ちょっと拗ねた目をして私の服を脱がせていった。
今の私は、何も身につけてはいない。
「手、どけて?」
「やだ…。はず、かしいから…。だって、幼馴染だよ?」
「うん、幼馴染。だから、小さいころのの裸たくさん見「あああああああ!」」
恥ずかしい。その気持ちが勝って、手で大切な部分を隠していたけれど、いとも簡単に徹の手でよけられた。
まじまじと見られてさらに恥ずかしくなった私は、ぎゅっと目をつむって顔をそむけた。