第24章 【孤爪】その雫をひと舐め [R18]★
それから私は友人と一緒になって、度々バレー部の試合に足を運んだ。
見れば見るほど孤爪くんのプレイやその鋭い眼差しに魅了されていく自分がいて、気がつけば、3組の前を通る度に彼の姿を探してしまっている自分がいた。
そしてインターハイ予選。
健闘むなしくコートを去っていく
赤いユニフォーム。
私はため息交じりの応援席を飛び出して、必死で階段を駆け下り、1階通路の選手達の待機場所に向かった
今伝えなければ。
そう思った途端、身体は勝手に動いていた。
あとあと冷静になって考えてみれば、試合に負けた直後に告白するなんて本当にタイミングを間違ったと思う。
孤爪くん、、、好きです!!
付き合って下さい!!!
あなたの、その目が好きです。
鋭くて、澄んでて、とても綺麗で、、、
もっと近くで見ていたいです!!!
なんて恥ずかしい告白だろう。
あの時の研磨の迷惑そうな顔。本当にいつまでも頭の片隅に残っていて、思い出す度に私はクスッと笑ってしまうんだ。
「ねぇ、もう挿れても大丈夫?」
研磨の綺麗な黄色い目が切なそうに私を見つめる。
「うん、、、、。」
彼の指で十分に解されたソコは、じんじんと痺れて、指を抜かれるとどうしようもなく名残惜しい気持ちになった。