第2章 あらすじ
遠い昔。
戦で荒れ果てていた戦乱の世。
【審神者】がこの地に降り立った。
理不尽に犠牲となっていく人々を目の当たりにした彼女は心を砕き、審神者の持つ力を用いて刀剣男士と共に世界を良い方向へと導いていく。
審神者と刀剣男士達は圧倒的な力で各地の争いを諌め、荒れた世界に平和をもたらしていった。
月日は流れ、審神者である少女【ワン】は世界に安定した平和をもたらす為に、審神者全員を束ねる存在となってゆく。
人々が戦を忘れ、平和に暮らしていたある日、ワンの前に姉の【ゼロ】が最強の刀剣男士【加州清光】を伴って現れる。
ゼロもまた審神者であり、その力は最強と呼ばれる存在。
戦う必要の無い、平和な世界を望むワンに、ゼロは言う。
「この世界に審神者の力を持つ者はいらない」
「そのためなら……妹達だって殺すと?」
表情のないゼロにワンは問う。
「もちろんだ。私の望みは……たった一つ」
「裏切り者め。この世界を最初に望んだのはゼロ、お前だと言うのに」
何故、ゼロはワン達を裏切ったのか。
ゼロの望みとは。
そして、審神者とは一体何か。
「審神者を皆殺しにする」
「結局、殺し合うしかないんだな。私達は……」
世界に再び、戦乱の世が訪れようとしていた。
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