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お気に入り 【黒執事】
第20章 惹かれる
「…」(ヤバイこれ…めっちゃ疲れる…。)
始めてから1時間が経った。私は机に突っ伏している。チェックしても終わらない企画書。絶対に16時までには終わる気がしない。
「…はぁ…。」
ため息をついた時だった。
コンコン…
ドアをノックされ、声が聞こえた。
「お嬢様、失礼いたします。」
「はーい…?」
「お仕事の進み具合は、いかがなものかと思いまして。」
「…進まない。」
「それはそれは…。」
「誰かさんのせいで腰も痛いし。」
「フフフッ…。」
「フフフ、じゃないよ全く。」
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