第20章 惹かれる
「せ、セバスチャン…ま、待って…!」
「いえ、待ちません。」
真っ赤な目。今にでも食べられてしまいそうだった。
「っん…。」
首元に歯を立てられ、痛みが走る。セバスチャンは何度も首元を噛んだり吸ったりしていた。
「いいですか?覚えておいてください。あなたは私のものです。頭のてっぺんからつま先まで、髪の毛の1本まで、全部、私のものです。」
「っ…。」(よくそんな…恥ずかしいセリフを…。)
「あなたも、私に依存しているでしょう?」
「!…そんな…わけ…。」
「違いますか?」
「っ…違う…。」
「ほう…?まだ認めませんか。なら、認めるまで体に教え込むだけです。」
「っえ…。」
「覚悟してくださいね?」
「ひぇっ…。」
その夜、抱き潰された私。