• テキストサイズ

お気に入り 【黒執事】

第19章 変わった執事


「…わざわざすみません…。」

「いえ、こちらこそ…申し訳ございません…。」

「……メイドさんの…お名前は…なんていうんですか…?」

「…ハンナです。」

「ハンナ…さん…。」

「はい。」


綺麗な人だった。


「…」

「ナツキ様は、どうして今日のパーティーにご出席なされたのですか?」

「えっと……え…。」(なんで…この人…私の名前を…?)


教えていないのに驚いた。


「…?」

「…あ…えっと…坊ちゃんの…付き添いで…。」

「坊ちゃん…?」

「…シエル…シエル…ファントムハイヴ…伯爵です。」

「…そうだったんですか。」


私はベッドの上に座って、ハンナは椅子に座っていた。しばらくそのまま話をしていた。


「…出来ました。」

「ありがとうございます。」


ドレスを受け取り、会場に戻ろうとした時だった。


「んっ…!?」


後ろからハンカチのようなもので鼻と口を押さえられ、私は気を失った。
/ 246ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp