第17章 1日
「大変申し訳ありませんでした。」
あの後、わざわざ部屋に来てセバスチャンが謝罪をしに来た。
「…苦しんでるのに…意味わかんないことばっかり言って…。」
「…」
「…もう大丈夫だから…。」
「…」
「…ね…ねぇ…ご…ゴメン…。」
セバスチャンが頭をさげたまま何も言わなかった。だから私は不安になり、彼に近づいた。
「ね…ねぇ…。」
「…」
「せ…セバスチャン…?」
彼に触れようと手を伸ばした時だった。その手を掴まれ、ベッドに押し倒された。
「!?…」
「フフッ……本当にあなたはからかいがいのあるお方ですね。」
「なっ…!?だっ…騙したの…?」
「騙しただなんてそんな人聞きの悪い…。」
手足を動かしてもビクともしない。
「はっ…離して…!」
「フフッ…。」
ただ笑うだけ。
そして……
「んっ…ね…っ…く…くすぐった…ぁ…。」
首元にたくさんキスを落とされた。
「っんん…っ…!」
「ホントに…あなたは可愛らしい…。」
体のいろんなところにキスを落とされた。
そしてまた……
抱き潰された。