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お気に入り 【黒執事】

第16章 気持ち


「…1つ…聞きたいことがあるの…。」

「ん~?」


別に、話題をそらしたかったわけではない。でも、聞きたいことがあった。


「どうして…悪魔は皆、私の魂を欲しがるの?」

「ん~、どうしてだと思う?」


ニヤリと笑みを浮かべて、アンダーテイカーは言った。


「…わ、わからない…。」

「ヒヒヒッ…それはね…。」


アンダーテイカーは私をおろし、手をとってダンスを踊った。


「!…」

「小生が作った魂だからだよぉ~?」

「っぁ…あ…アンダーテイカー…わ…私…踊れない…。」


足がバタつく。でも、アンダーテイカーがちゃんとリードしてくれていた。


「大丈夫。小生に身をゆだねていればいいんだよ~。」


楽しそうに笑みを浮かべた。私はしばらく身をゆだねていた。
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