第14章 狂った執事
ベッドやカーペットまで濡れていた。
「め、メイリ」
「セバスチャンさぁぁん!!」
「えぇっ…。」
声をかけようとした時、全速力でセバスチャンを呼びにいってしまったメイリン。
「全く、何をやっているのですか、あなたは…。」
すぐにセバスチャンがとんできた。
「どいてなさい。」
手際よくシーツとカーペットを取り替えた。ベッドがまだ濡れていたので乾かしていた。
「これでいいでしょう。あなたはシーツの洗濯をお願いします。」
「は、はいですだ!!」
メイリンはシーツを持って走っていった。
「…」(着替えないと…。)
このままでは風邪をひいてしまう。
「さて、あとはお嬢様のお体ですね。」
「お、お嬢様…?わっ!?」
体を持ち上げられ、お風呂場へ連れていかれた。
「じ、自分で洗えます…!」
「いけません。」
「え?」(どういうこと!?)
服も脱がされ、体を洗われている。
「も、もういいです…って…!」
もの凄く恥ずかしい。
「もしかして、恥ずかしいのですか?」
「あ、当たり前です…!」
「フフッ…もうお互い、裸を見せあった中ではありませんか。」
「っ…///////」
もうどうにでもなれ。と思い、セバスチャンに全てを任せた。
さすが、シエルの執事をやっているだけのことはある。と思った。
髪の毛も乾かしてもらい、服も着させてもらった。
「それでは、失礼いたします。」
部屋から出ていったセバスチャン。