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*Forbidden Love*【R18】

第1章 野宮 暖人





「だったら…"浮気"を"本気"にしてみますか…?」

「…え……?」

気付けば俺はそんな事を口走っていた。
戸惑っている彼女の体を抱き上げ、寝室へ移動する。


「っ…、暖人…?」

「旦那とは別れて…俺と縒りを戻せばいいでしょう?」

「そ、そんな事…」

「出来ない」と告げられる前にその唇を乱暴に塞ぐ。
俺ももう限界を感じていたのかもしれない…彼女とのこの曖昧な関係に。


「ま、待って…今日はそういうつもりで来た訳じゃ…っ…」

「じゃあどういうつもりで来たんです…?」

「……、」

「ただ話を聞いてもらいたかっただけ…?やっぱり俺はいつまで経ってもあなたにとって"都合のイイ男"でしかないんですか?」

「ちがっ…」

初めは彼女に同情もしていた。
俺を捨てたのは本意でなかった事…
父親の会社の為に自分の身を犠牲にした事…

でもそれじゃあ、俺はどうなるんだ…?
このまま一生日の目を見ず、旦那の影に隠れて生きていけというのか…?

(そんなの御免だ…)


「…いい加減俺のものになって下さいよ」

「ゃっ…」

ブラウスのボタンを引きちぎる。
いつもと違う俺に怯える彼女を見ても、不思議と罪悪感は湧き上がってこなかった。

多分、俺はもう壊れていたのだ…
彼女と再会したあの日から…





「ま、待って暖人…!せめてゴムは…っ…」

「あなたは"俺のもの"なんですから、そんな物要らないでしょう?」

「ゃっ、あっ…!」

一気に彼女を貫く。
避妊をしないでセックスするのはこれが初めてだった。


「はッ…、く…っ…」

「ぁっ、ぁっん…!」

「ん…ッ…」

いつもと違う感覚に、すぐもっていかれそうになる。
こんな乱暴な事をしているのに興奮している俺は、いよいよヤバいのかもしれない。



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